スポンサードリンク
   


会社をバックレる前の準備



その後、友人は会社をバックレました。

「もうバックレる」と言ってから一週間経っていました。

なぜ、そんなに時間を空けたかというと、バックレるための準備をしたかったとのことです。

まず、経理の人にお願いして、労働契約書や出勤カード、給料明細をコピーしました。

それから、机の中をきれいにし、引き継いだことを全部わかりやすくまとめました。
要するに引継ぎ書を作ったのです。

そして、上司に、
もういつ倒れてもおかしくないこと
それから引き継ぎ書を作ったことを伝えました。

上司は「甘えるな。そんなもの受け取らない」と言い、引き継ぎ書を突っ返しました。

引き継ぎ書は机に直し、またごちゃごちゃしていた机もきれいに整理し、どこに何が入っているかという書類も作成しました。

友人が言うには、急に辞めて職場の人が少しでも困らないようにしたいとの思いからだそうです。

バックレる前に、必ず準備をしておくことが大切です。

ちなみに、普通の会社であれば、こういう準備を誰かが見た場合、止めたり話を聴いてくれます。

しかし、友人はそうした準備を同僚やほかに社員がいる前でやっても誰も何も言わなかったそうです。(さすがに上司の前ではしなかったそうですが)

さすがに聞いていると、一般の会社としては異様な雰囲気です。

おかげで、友人は1週間の間、順調に会社をバックレる準備をすることができました。
posted by うつ病撃退カウンセラー at | ブラック企業体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

うつ病が悪化する前に会社を辞めるべき



友人がかかった医者は良い医者だったと思います。

また、友人が医者に伝えたことと、その医者が「辞めた方がいい」というくらい会社がやばかったんだろうと思います。

基本、私はカウンセラーとして多くの会社がらみのうつ病の人を見てきましたが、基本うつ病が悪化する前に会社を辞めるべきです。

ただ、もちろん辞めない方がいい会社もあります。
ちょっとした歯車の違いで業務過多になってしまってうつ病に陥った場合は、退職するなんて考えない方がいいでしょう。
まずは休職とお薬とカウンセリングで、心身の状態を安定させていくことで、十分職場復帰でき、今以上に働けるようになれるはずです。

ただ、友人がいた会社は明らかにブラックな会社でおかしい会社です。

常識的な経営はできていないですし、友人の話では、薬を飲みながら働き続けている人が何人もいるとのこと。中には一日10錠くらい飲んでいる人もいるとのことでした。

この会社で働き続けていれば、間違いなくうつ病は悪化するでしょう。

そうなる前に、すぐにでも会社を辞めるべきなのです。

うつ病が悪化すれば、治るのに5年はかかりますし、最悪2〜3年は働くことはできない状態に陥るかもしれません。

それなら、会社を辞めてすぐに改善できる状態で退職し、新たに仕事を探した方が断然いいはずです。

そういう話を友人にはしました。

すると、友人も同じようなことを考えていたのです。

「収入が不安定になるのは怖いが、体が元気なうちに辞めて、しばらくは派遣や日雇いで乗り切って、何とか次の仕事を見つける」とのことでした。

友人なりに考えたのでしょう。

うつ病が悪化して何もできなくなるよりは、今のうちに辞めて仕事を探していくべきです。

彼なら大丈夫だろう。

私はそう安心しました。
posted by うつ病撃退カウンセラー at | ブラック企業体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

退職届が受理されない



友人との電話のあと、しばらくは音沙汰はありませんでした。

大丈夫かなあ・・・と思っていると、三日後くらいに友人から電話がありました。

「退職届を出したんだけど受理されなかった」

まあ、私の思った通りです。
友人は私との電話の後、三日後の朝、体が動かなくなり、心療内科に行ったのだそうです。

医者に相談すると、「その会社は無理だ。辞めたらうつはすぐに治る。早く辞めるべきだし、今日にでも辞めると言いなさい。」と言ってくれたのだそうです。

その後、医者は友人に「うつ状態のため、これ以上の就労は困難と判断する」とドクターストップの診断書も書いてくれていました。

それと退職届を持って、社長のもとに行き、退職届と診断書を出したのだそうです。

すると、社長から「うつというのは基本甘えだし、あなたの心の持ちようの問題。これはあなたの成長だし、だからこれは受理できない」と言われたのだそうです。

その後、上司からも「こういうことを勝手にするな。うつなんて甘えだし、そんなわがままを言うんじゃない」と怒られたのだそうです。

ちなみに友人の努めている会社は、うつ病の人を支援する会社と聞いていましたが、そこの人間が「うつ病=甘え」という認識とは・・・。

実名は出せませんが、産業カウンセリングに詳しい人によると、こういうのは珍しくないのだそうです。

うつ病を支援しようとする会社が、うつ病を理解していなかったり、逆に従業員が過重労働になってうつ病を多く生むようなブラック企業になっているというのはそれほど珍しくはないとのことです。

さて、退職届が受理されなかった、突っ返された友人は、心底へこみ心がぐちゃぐちゃになってしまったと言っていました。

しかし、力強く、こう電話で私に言いました。

「とりあえず、辞める。まずはバックれるわ」と。

それでいい、と私は伝えました。

posted by うつ病撃退カウンセラー at | ブラック企業体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

試用期間中のバックれはありか?



試用期間中のバックれはありなのだろうか?

正直なところ、半々です。

社会常識で言えば、試用期間中とはいえ「この仕事は合わないので、すみませんが試用期間中の退職でお願いします」と一言上司に伝えるのが筋です。

しかし、友人の努めている会社は試用期間中に人が4人も辞めて、どんどん友人が責任あるポジションにのし上げられてしまっています。

社会保険や年金に入っていないのにです。

また、友人が入社して一年くらいたって大分会社の様子がわかってきた状態で、管理職のポジションにつかせるのであればわかります。
(まあ、それも早すぎる出世ですが。公務員なら5年以上はそこの現場にいないと管理職なんてさせることはありません。)

いくら上から友人が気に入られていたとしても、試用期間の人間に会社の責任を持たせるなんて非常識です。

そういう非常識な会社では通常の退職届なんてまず受け入れてくれるはずなどありません。

また、円満退職を狙ってもずるずると会社に居続けるだけとなり、かえってうつ病が悪化してしまうだけです。

友人は妻子持ちですが、家族のことを考えると、ここで続けたとしても最悪の事態に陥るのは容易に想像できます。

そうなる前に、家族が大切であれば、早めに辞めることです。
こんだけ非常識な会社であれば、バックれはありです。
ともかく、なりふり構わず逃げることが大切です。

幸い、友人は試用期間のため(?)社会保険も厚生年金も加入していませんでした。
(もちろん、これも労働基準法では違法とされていますが・・・)

試用期間であること、社保に加入していないこと、まだ入社してから2か月か経っていないことを考えると、それほど犠牲を払わずに逃げることができる状態でもあるのです。

友人にはバックれでもいいから早く早めるようにと一生懸命伝えました。
posted by うつ病撃退カウンセラー at | ブラック企業体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妻子持ちだからこそ仕事は辞めるべき



言い遅れましたが、友人は結婚しています。

また妻のお腹には子供もいます。
つまり、妻子持ちなわけです。だからこそ、家族のことを考えると、仕事は辞めることはできません。

仕事を辞めるということは、イコール妻子を路頭に迷わせることでもあります。

子どもができるということもあり、非常勤や嘱託(カウンセラーでは多いのです)の仕事から、心機一転して今の会社に就職したんだと思います。

責任感の強い友人なので、その気持ちはよくわかりますし、だからこそ会社を辞めたいという気持ちはダメなんじゃないかという罪悪感もあります。

しかし、友人の会社に至っては、そこの仕事は辞めるべきでしょう。

試用期間で4人も辞めて、部長のようなポジションについて、しかも社保や年金もついていない。そんな会社は速攻で辞めるべきですし、辞めたいというのは当然の感情です。


また、友人は今の仕事が辛いし、しんどい状況であることを妻や両親に話していたようでした。

それに対して、友人の両親は「その会社はやばいから、速攻で辞めなさい」と伝え、妻も「あなたの体が心配。だから辞めてほしい」と言われたとのことです。また妻の両親からも同じように言われたみたいですね。

すごく、まともな感覚を持った家族たちでほっとしました。

となると、後は友人がその会社を辞める決意と覚悟を持てるかどうか。

妻子持ちではそう簡単に辞めるべきとしても、その踏ん切りはつくことはできません。

また、今の状況では簡単に辞めることはできないでしょう。
確かに辞めれば会社は大変なことになってしまいます。

会社側も友人が辞めないようにいろんな嫌がらせをしてくるでしょうし、退職届けを出そうとしても突っ返されるのが落ちです。

となると、手段として残っているのは「バックれ」だけです。
posted by うつ病撃退カウンセラー at | ブラック企業体験談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    スポンサードリンク